The Moon Age Calendar >> Main >> Relation >> Moon's World >> Islamic Republic of Mauritania  DrawUp 2000/04/07



Moon's World



世界に見る月

世界の国旗に見る月をご紹介します。

Weekly Magazine 発行30週記念特集して99/04/18〜09/12までの期間連載していたものです。
Web用コンテンツとして再構成致しまして掲載させて戴くこととなりました。

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モーリタニア・イスラム共和国
Islamic Republic of Mauritania


中央の三日月と星はイスラム教の国である事を表しています。

● 首都:ヌアクショット(80万人)
● 面積:1,031,000km2(日本の約2.7倍)
● 人口:233万人 (1995年推計)
● 言語:アラビア語(国語、公用語)、仏語(公用語)
● 宗教:イスラム教(国教)
● 通貨:モーリタニア・ウギア(UM)
● 国際電話コード:222


アフリカ北西部にある、モーリタニアイスラム共和国は、世界一過酷な自動車レースといわれるパリ・ダカールラリーの最難関の舞台として有名です。
また国土の3分の2が砂漠であり、モーリタニアの北に位置するサハラ砂漠から、風に乗って運ばれる砂によって、砂漠化は年々進行しています。

砂漠化とバッタの脅威にさらされる一方で、アルガン岩礁国立公園はユネスコ世界遺産(自然遺産)、ウワダニ・シンゲッティー・ティシット・ウアラタの古代集落は文化遺産として認定され、観光としての旅行プランなども企画されています。

しかしながら、かつては人口の75%が遊牧民でしたが、現在ではわずかに10%へと減少しているのも砂漠化によって家畜が食べる草も減ったことで、遊牧生活が不可能になってしまったと言うのが主な要因と言われています。
また、生活手段を失った遊牧民たちは都市に集まり、環境の悪いスラムでの生活を余儀なくされています。

また、首都のヌアクショットは、1960年には5000人だった人口が、現在では80万人にも増加しています。
これにより多くの子供達が貧困の中での生活で慢性的な栄養失調に陥っている他、モーリタニアには経済的な理由の他にも、砂漠の中では手に入れることの難しい水の問題や子供たちの教育の問題など、数多くの難題を抱えています。

市場経済は牧畜・水産・鉱業・サービス部門が中心で、特に水産物や鉄鉱石の輸出によって外資収入を依存しています。

外交基本方針については非同盟中立路線を貫ぬき、アラブ連盟の一員であるとともに、アラブ・マグレブ連合に属し、イスラム諸国間の協力に積極的な姿勢を示しています。

隣国セネガルを含む西アフリカ諸国との関係強化を図るとともに、民主化推進及び国際社会との連帯をアピールして、西側ドナー諸国との関係強化を目指しています。

大使館:東京都品川区北品川5-17-5 , tel(03)3449-3810